遅延アップロードの優先度とディスク容量#

Terminal System 2 v1.0.0

recover: true の設定になっているアップストリームにおいてデータが送信できなかった場合、また、アップストリームとして deferred が指定された場合は、そのデータは一旦Terminal System内に保存され、ネットワークに接続されていれば順次遅延アップロードされます。

遅延アップロードによりサーバーに保存されたデータは、Terminal Systemからは自動的に削除されます。

遅延アップロード送信の優先度や、遅延アップロード用のデータに使用するストレージ容量は変更することができます。

注釈

遅延アップロードの設定は、実際にはTerminal Systemに含まれるintdash Edge Agent 2の設定です。設定項目は intdash Edge Agent 2 のものと同じです。

重要

以下の手順ではMenderのConfigurationタブを使用するため、MenderにConfigureアドオンが必要です。 Configureアドオンを導入していない場合、Mender経由ではなく、ローカルネットワーク内からREST APIを使って設定してください。

  1. Mender Web UIで、画面左の[DEVICES]をクリックし、リストの中から設定したいデバイスをクリックします。

  2. [Configuration]タブを開き、[EDIT]をクリックします。

  3. agent.deferred_upload に遅延アップロードの設定をJSON形式で入力します。

    例:

    {
       "priority": "same_as_realtime",
       "limit_data_storage": true,
       "data_storage_capacity": 102400
    }
    

    設定の詳細については、 agent.deferred_upload を参照してください。

    注釈

    設定したいキーと値からなるオブジェクトを入力することで(例えば {"limit_data_storage": false} )、その値だけを変更できます。

  4. [SAVE AND APPLY TO DEVICE]をクリックし、デバイスに設定情報を送信します。

  5. 設定更新日時が新しくなっていることを確認します。

    ../../_images/setup_mender_configuration_success.png

    図 154 設定更新日時#

    重要

    ステータスがPendingのまま更新されない場合は、 トラブルシューティング を参照してください。