Terminal Systemとは#

Terminal System 2 v1.0.0

Terminal Systemは、intdashのエッジデバイスとしてサーバーとの間でデータの送受信を行うシステムです。

本バージョンのTerminal Systemには、 Yocto によりビルドされた専用のLinuxディストリビューションであるTerminal System OS 2がインストールされています。

Terminal System OS 2には、エッジコンピューターをintdashエッジデバイスとして使用するために必要な以下のソフトウェアが含まれています。

  • intdash Edge Agent 2(intdashサーバーとのデータ送受信を行うエージェントソフトウェア)

  • デバイスコネクター(外部デバイスとデータの送受信を行うソフトウェアモジュール。Terminal Systemではデバイスコネクターの機能はデバイスコネクターサービスにより提供されます。)

  • その他

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図 126 Terminal Systemと外部デバイス、intdashサーバー#

Terminal Systemは以下を行います。

  • 外部デバイスから取得したデータを、iSCP (intdash Stream Control Protocol)を使ってサーバーにストリーミング送信する。逆に、サーバーからデータをストリーミング受信して外部デバイスに送信する。(intdashサーバーのリアルタイムAPIを使った送受信)

  • 外部デバイスから受信したデータをサーバーに送信する前に、または、サーバーから受信したデータを外部デバイスに送信する前に、フィルタリングまたはサンプリングする。

  • ネットワークの切断により送信できなかった時系列データを、自動的に後から送信する。(intdashサーバーのREST APIを使った遅延アップロード)

カメラやセンサーデバイスなどの外部デバイスからのデータはデバイスコネクターが受け取り、iSCP v2 (intdash Stream Control Protocol)のストリームによりintdashサーバーに送信されます。

反対に、Terminal Systemがintdashサーバーからデータを受信する場合は、iSCP v2のストリームを使って受信したデータは、デバイスコネクターに渡され、外部デバイスに送られます。

注釈

Terminal SystemはREST APIにより操作されます。REST APIでのリクエストに使用するJSONデータをMender Web UI上で用意することで、Menderからも操作することができます。

インストールできるエッジコンピューター#

Terminal System OS 2は以下のエッジコンピューターにインストールできます。

  • アプトポッド製 EDGEPLANT T1

重要

エッジコンピューターや周辺機器の安全上の注意事項や仕様については、それぞれに付属の文書を参照してください。