(付録)ディスプレイデバイスの使用#
Terminal System 2 v1.0.0
専用ソフトウェアをインストールしたディスプレイデバイスを、Terminal Systemに接続することで、状態を表示したり、簡単な操作を行ったりできます。
ディスプレイデバイス用ソフトウェアは、以下の環境で動作確認をしてあります。 これら以外の環境では正常に表示・動作しない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- 本ソフトウェアが動作する端末
M5Stack Basic
- 本ソフトウェアをインストールしたディスプレイデバイスを接続するエッジコンピューター
アプトポッド EDGEPLANT T1
ディスプレイデバイスの接続#
Terminal Systemの電源がオフの状態で、USBケーブル(Type-C)でディスプレイデバイスをTerminal Systemに接続します。
注意
1つのTerminalに複数のディスプレイデバイスを接続しないでください。
Terminal Systemの電源をオンにします。
Terminal Systemがディスプレイデバイスを検知すると、ディスプレイデバイスでは起動画面が複数回表示されます(この動作は正常です)。
初期通信が完了すると、Main画面が表示されます。
注釈
ディスプレイデバイスが起動しない場合は、以下を行ってください。
ディスプレイデバイスのリセットボタン(赤色ボタン)を押してください。
ディスプレイデバイスのUSBケーブルを抜き差ししてください。
Terminal Systemを再起動してください。
注釈
Connection Lostと表示された場合は、ディスプレイデバイスのUSBケーブルを抜き差ししてください。Terminal System側は通信処理の復帰を試みます。
Terminal Systemとの通信が確立されると、ディスプレイデバイスのボタン操作が可能になります。 画面下のアイコンに従い、ディスプレイデバイス本体のハードボタンを押して操作してください。
ディスプレイデバイスの終了#
Terminal Systemの電源をオフにすると、連動してディスプレイデバイスも終了します。 シャットダウン中にConnection Lostと表示されますが、問題はありません。
注釈
Terminal System 接続したまま、ディスプレイデバイスの電源だけをオフにすることはできません。 ディスプレイデバイスだけを停止させたい場合は、ディスプレイデバイスのUSBケーブルを抜いてください。
計測の開始#
ディスプレイデバイスからの操作で、計測を開始することができます。
重要
計測中にこの操作を行うと、現在の計測が終了され、新しい計測が開始されます。
計測の終了#
ディスプレイデバイスからの操作で、計測を終了することができます。計測を終了しても、遅延アップロードは継続されます。
状態表示(Main画面)#
計測 / 遅延アップロードの動作状態や、ネットワーク、デバイスコネクターの状態など、Terminal Systemの全体の動作状態をMain画面のアイコンで確認できます。
- Mode
計測 / 遅延アップロードの動作状態が表示されます。
アイコン
概要
計測処理 動作中
遅延アップロード 動作中
遅延アップロード 停止中
- Queue
Terminal Systemに保存されている遅延アップロード用データの合計サイズが表示されます。
アイコン
遅延アップロード用データの合計サイズ
0 byte
1 MB以下
1 MB以上
1 GB以上
- Network
Terminal Systemのネットワーク接続状態が表示されます。
アイコン
概要
モバイル回線
無線LAN
Ethernet
ネットワーク接続なし
注釈
内蔵LTEモジュールを使用しているときのアイコン
内蔵LTEモジュールを使ったモバイル回線を使用する場合は、アンテナの本数でRSSI値が確認できます。
- GPS
Terminal Systemに接続されているGPSの捕捉状態が表示されます。
アイコン
概要
停止 / 無効
接続済み(3D) 1
接続済み(2D) 2
捕捉不可
- CAN
Terminal Systemに接続されているCANインターフェイスの接続状態が表示されます。
アイコン
概要
停止 / 無効
接続済み(データ受信中)
接続済み(データ未受信)
未接続 / エラー
- Camera
Terminal Systemに接続されているカメラの接続状態が表示されます。
アイコン
概要
停止 / 無効
接続済み(データ受信中)
未接続 / 接続済み(データ未受信) / エラー
注釈
複数デバイス利用時のアイコン表示について
CANインターフェイスを複数個使用している時、1つでも接続済み(正常)ステータスでないものが存在する場合は、アイコンはデータ未受信(橙色)もしくは未接続/エラー(赤色)表示になります。カメラの場合も同様です。
詳細表示(List画面)#
Terminal Systemの詳細な動作状態等をテキストで表示します。
注意
ディスプレイデバイス起動中の設定変更について
ディスプレイデバイス使用中に新しい設定項目を追加した場合(アップストリームの追加、デバイスコネクターの追加など)、ディスプレイデバイスの表示には反映されません。 追加した設定項目を表示したい場合は、ディスプレイデバイスを再起動(USBケーブルの抜き差し)してください。
以降、List画面の各ページの表示について説明します。
Top#
名称 |
概要 |
---|---|
Mode |
計測 / 遅延アップロードの動作状態
|
Queue |
遅延アップロード用に蓄積されたデータのサイズ |
Network |
ネットワークの状態 |
GPS |
GPSの捕捉状態 |
CAN |
CANインターフェイスの接続状態 |
Camera |
Cameraの接続状態 |
Network <connection_type> <display_name>#
Terminal Systemのネットワーク状態を表示します。
複数のネットワーク接続設定がある場合、複数ページ表示します。
名称 |
概要 |
---|---|
Device |
ネットワークデバイス名 intdashサーバーへの接続に使用されるネットワーク接続は緑色、それ以外は灰色で表示されます。 |
IP |
IPアドレス |
APN 3 |
接続先のAPN名 |
Carrier 3 |
接続中のキャリア名 |
Mode 3 |
優先動作モード (例: |
RSSI 3 |
RSSI値 |
SSID 4 |
SSID名 |
Agent Up <id>#
intdash Edge Agent 2のアップストリームの設定および動作状態を表示します。
複数のアップストリーム設定がある場合、複数ページ表示します。
名称 |
概要 |
---|---|
Status |
ストリームの動作状態 |
Enabled |
ストリームの有効 / 無効 |
Recover |
送信ストリームで送信できなかった場合の遅延アップロードの有効 / 無効 |
Persist |
サーバーでのデータ永続化の有効 / 無効 |
QoS |
信頼性のある接続を利用するかどうかの設定 |
Agent Down <id>#
intdash Edge Agent 2のダウンストリームの設定および動作状態を表示します。
複数のダウンストリーム設定がある場合、複数ページ表示します。
名称 |
概要 |
---|---|
Status |
ストリームの動作状態 |
Enabled |
ストリームの有効 / 無効 |
DestID 5 |
送信先のダウンストリーム用のデバイスコネクターIPC設定のID |
SrcEdgeUUID 5 |
送信元エッジのUUID |
DataType 5 |
フィルターのデータ型 |
DataName 5 |
フィルターのデータ名 |
Agent Deferred Upload#
intdash Edge Agent 2の遅延アップロード設定および動作状態を表示します。
名称 |
概要 |
---|---|
Status |
遅延アップロードの動作状態 |
Priority |
遅延アップロードの優先度 |
LimitStorage |
容量制限の有効 / 無効 |
Capacity |
容量制限のサイズ |
Device Connector <id>#
デバイスコネクター設定および動作状態を表示します。
複数のデバイスコネクター設定がある場合、複数ページ表示します。
名称 |
概要 |
---|---|
Up Status 6 |
アップストリーム用のデバイスコネクターIPCの動作状態 |
Down Status 7 |
ダウンストリーム用のデバイスコネクターIPCの動作状態 |
Device 8 |
デバイスパス |
Baudrate 8 |
ボーレート |
ListenOnly 8 |
Listen Onlyモードの有効 / 無効 |
InFreq 8 |
入力周波数 |
OutFreq 8 |
出力周波数 |
Size 8 |
サイズ (幅 x 高さ) |
FPS 8 |
フレームレート |
Bitrate 8 |
ビットレート |
Format 8 |
音声フォーマット |
Volume 8 |
音量 |
Boost 8 |
ブースト |
HighNavRate 8 |
UBX-HNRメッセージの送信間隔(周波数) |
- 6
アップストリーム用のデバイスコネクターIPC設定がある場合のみ表示します。
- 7
ダウンストリーム用のデバイスコネクターIPC設定がある場合のみ表示します。
- 8(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12)
設定項目がある場合のみ表示します。
注釈
複数のデバイスコネクターIPCを利用する場合の動作状態について
複数のデバイスコネクターIPCを使用している時、1つでも接続済み(正常)でない場合は、動作状態はデータ未受信(橙色)もしくは未接続/エラー(赤色)表示になります。
Hardware Info#
名称 |
概要 |
---|---|
Name |
Terminal Systemのマシン名 |
CPU Usage |
CPU使用率 |
Load Average |
ロードアベレージ |
Disk |
Terminal Systemのディスク使用率 |
Mem |
Terminal Systemのメモリ使用率 |
Version |
Terminal Systemのソフトウェアバージョン |
Error画面#
Error画面では、Terminal Systemに関する簡易的なエラーメッセージを確認できます。
エラーメッセージは時系列で降順に表示されます(最新のエラーメッセージが最上部に表示)。
注釈
タイムスタンプのタイムゾーンはJST(UTC+9)です。 タイムゾーンを変更する必要がある場合は当社窓口にお問い合わせください。
ディスプレイデバイスの電源をオフにすると、エラーメッセージは消去されます。
ビープ音#
ディスプレイデバイスでは、以下の操作をしたときに高音のビープ音が鳴ります。
ボタンを押したとき
Terminal Systemとの通信開始時
Terminal Systemとの初期通信が完了時
遅延アップロード中/遅延アップロード完了時
また、ネットワークに接続できない、接続されたデバイスからデータを取得できないなど、異常時には低音のビープ音が鳴ります。 この場合は、List画面およびError画面を確認してください。
ビープ音量の設定#
ビープ音の音量は変更することができます。
ファームウェアバージョン#
Control画面の右上にはディスプレイデバイスのファームウェアバージョンが表示されます。