データ受信の設定(ダウンストリーム)#

Terminal System 2 v1.0.0

intdashサーバーからデータを受信する(ダウンストリームする)ためには、以下の設定を行います。

../../_images/config-downstream.png

図 140 ダウンストリームに必要な設定#

ストリーム(ダウンストリーム)設定

intdash Terminal Systemがintdashサーバーからリアルタイムデータを受信する経路を設定します。

デバイスコネクターIPC設定

intdash Edge Agent 2とデバイスコネクター間のIPC(プロセス間通信 Inter-Process Communication)について設定をします。

デバイスコネクター設定

デバイスコネクターを使って外部デバイスにデータを渡すための設定をします。

注釈

ストリーム設定とデバイコネクターIPC設定は、実際にはTerminal Systemに含まれるintdash Edge Agent 2の設定です。設定項目は intdash Edge Agent 2 のものと同じです。

以下の手順で設定してください。

重要

以下の手順ではMenderのConfigurationタブを使用するため、MenderにConfigureアドオンが必要です。 Configureアドオンを導入していない場合、Mender経由ではなく、ローカルネットワーク内からREST APIを使って設定してください。

1. デバイスコネクターIPCを設定する#

  1. Mender Web UIで、画面左の[DEVICES]をクリックし、リストの中から設定したいデバイスをクリックします。

  2. [Configuration]タブを開き、[EDIT]をクリックします。

  3. agent.device_connectors_downstream で、ダウンストリーム用のデバイスコネクターIPC設定を作成します。

    例: 1つのダウンストリーム用のデバイスコネクターIPCを作成する設定

    ../../_images/config-downstream-ipc.png

    図 141 デバイスコネクターIPC設定例(この図ではアップストリーム用デバイスコネクター device-inventory も併せて記載しています)#

    [
       {
          "id": "can",
          "enabled": true,
          "format": "iscp-v2-compat"
       }
    ]
    

    設定値の詳細については、 agent.device_connectors_downstream を参照してください。

2. ストリームを設定する#

  1. agent.downstreams で、ダウンストリームについて設定します。

    例: エッジ 568ff243-d200-43c4-9942-473c08ccfac1 から送信された、 can_frame タイプ、かつデータ名称 v1/1/00000001 のデータをダウンストリームし、ダウンストリーム用のデバイスコネクターIPC can に送信します。

    ../../_images/config-downstream-stream.png

    図 142 ダウンストリームの設定例#

    [
       {
          "id": "can-downstream",
          "dest_ids": [
             "can"
          ],
          "filters": [
             {
                "src_edge_uuid": "568ff243-d200-43c4-9942-473c08ccfac1",
                "data_filters": [
                   {
                      "type": "can_frame",
                      "name": "v1/1/00000001"
                   }
                ]
             }
          ]
       }
    ]
    

    設定値の詳細については、 agent.downstreams を参照してください。

3. デバイスコネクターを設定する#

  1. device_connectors でデバイスコネクター設定を作成します。

    使用するデバイスコネクターの種類(デバイスコネクターサービスのservice_id)を service_id で指定し、そのパラメーターを service_substitutions で指定します。 デバイスコネクターの種類については、 デバイスコネクターサービス一覧 を参照してください。

    注意

    デバイスコネクター設定を作成するためには、Terminal Systemがデバイスを認識している必要があります。 デバイスを接続した状態で、デバイスコネクター設定を行ってください。

    注意

    計測中はデバイスコネクター設定を変更できません。計測を終了してから、デバイスコネクター設定を行ってください。

    例: 2つのデバイスコネクターを作成する設定

    • Device Inventory 用のデバイスコネクターからのデータをアップストリーム用のデバイスコネクターIPC device-inventory に送る

    • CAN-USB Interface (Downstream) 用デバイスコネクターで、デバイスコネクターIPC can からデータを受け取る

    ../../_images/config-downstream-dc.png

    図 143 デバイスコネクター設定例#

    デバイスコネクターの設定にはアップストリーム用とダウンストリーム用の両方を記載します。 そのため、ここではアップストリーム用デバイスコネクター device-inventory も併せて記載しています。 アップストリーム用デバイスコネクターIPCおよびアップストリームの設定 は別途行われているものとします。

    [
       {
          "id": "device-inventory",
          "upstream_ipc_ids": [
             "device-inventory"
          ],
          "downstream_ipc_ids": [],
          "service_id": "Device Inventory",
          "service_substitutions": []
       },
       {
          "id": "can",
          "upstream_ipc_ids": [],
          "downstream_ipc_ids": [
             "can"
          ],
          "service_id": "CAN-USB Interface (Downstream)",
          "service_substitutions": [
             "DC_DEVICE_PATH=/dev/apt-usb/by-id/usb-aptpod__Inc._EP1-CH02A_00000.EXAMPLE-if00",
             "DC_LISTENONLY=0"
          ]
       }
    ]
    

    注意

    DC_DEVICE_PATH は使用するデバイスに合わせて変更してください。 指定可能なデバイスパスは、 Inventory画面の device_connector_services で確認することができます。

    設定値の詳細については、 device_connectors を参照してください。

  2. [SAVE AND APPLY TO DEVICE]をクリックし、デバイスに設定情報を送信します。

  3. 設定更新日時が新しくなっていることを確認します。

    ../../_images/setup_mender_configuration_success.png

    図 144 設定更新日時#

    重要

    ステータスがPendingのまま更新されない場合は、 トラブルシューティング を参照してください。