トランスポートの設定#

Terminal System 2 v1.0.0

データを送受信する際に使用するトランスポートプロトコルを設定できます。 1

設定できるプロトコルは以下の2つです。

プロトコル

説明

WebSocket

すべてのストリームに信頼性のあるデータ通信方式を使用します

  • データの到達保証と順序保証があります

  • 回線詰まりによる遅延が発生する場合があります

QUIC

ストリームごとに信頼性を優先するか、リアルタイム性を優先するかを選択できます

  • リアルタイム性を優先する場合、回線詰まりによる遅延は発生しませんが、データの到達保証と順序保証がなくなります

  • 信頼性を優先する場合、データの到達保証と順序保証はありますが、回線詰まりによる遅延が発生する場合があります

どちらを優先するかは、 アップストリーム設定 または ダウンストリーム設定qos で設定します。

  • unreliable リアルタイム性を優先する

  • partial 信頼性を優先する

重要

QUICを使用するためには、intdashサーバーで設定が必要です。

注意

QUICでH.264動画をアップストリームする場合、信頼性を優先したストリーム( partial )を使用するか、H.264 NAL Unit for EDGEPLANT USB Camera の推奨設定を使用してください。

リアルタイム性を優先したストリーム( unreliable )を使用すると、重要なNALユニットが到達しないことにより、Data VisualizerでH.264動画のLIVE再生が中断される場合があります。

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トランスポート設定の対象はiSCPによるリアルタイム送受信です。遅延アップロードはHTTPで通信するため、トランスポート設定の対象外です。

重要

以下の手順ではMenderのConfigurationタブを使用するため、MenderにConfigureアドオンが必要です。 Configureアドオンを導入していない場合、Mender経由ではなく、ローカルネットワーク内からREST APIを使って設定してください。

  1. Mender Web UIで、画面左の[DEVICES]をクリックし、リストの中から設定したいデバイスをクリックします。

  2. [Configuration]タブを開き、[EDIT]をクリックします。

  3. agent.transport に、設定をJSON形式で入力します。

    {
      "protocol": "websocket"
    }
    

    キー

    説明

    protocol

    使用するプロトコル。 websocket または quic を指定してください。

    設定値の詳細については、 agent.transport を参照してください。

  4. [SAVE AND APPLY TO DEVICE]をクリックし、デバイスに設定情報を送信します。

  5. 設定更新日時が新しくなっていることを確認します。

    ../../_images/setup_mender_configuration_success.png

    図 133 設定更新日時#

    重要

    ステータスがPendingのまま更新されない場合は、 トラブルシューティング を参照してください。