チュートリアル
このチュートリアルでは、付属デバイスコネクターdevice-connector-intdashからデータを取得し、サーバーに送信します。
注釈
付属デバイスコネクターは、intdash Edge Agent 2をインストールした際に依存パッケージとしてインストールされています。 インストールされていることを確認するには、以下のコマンドを実行してください。
device-connector-intdash --version
もしdevice-connector-intdashが見つからない場合は、intdash-edge-agentパッケージを再インストールしてください。
事前準備
このチュートリアルを実行するには以下が必要です。
チュートリアル1 でセットアップ済みのアップストリーム用エッジ
注釈
このチュートリアルでは、エッジは1つしか使用しません。
パイプライン設定の作成
device-connector-intdashでは、データをデバイスから受け取りintdash Edge Agent 2に渡すまでの流れを「パイプライン設定ファイル」で設定します。
ここでは、以下の内容のパイプライン設定ファイルを作成し、 /tmp/dc-hello.yaml
として保存してください。
tasks:
- id: 1
element: text-src
conf:
text: "Hello from device connector!"
interval_ms: 100
- id: 2
element: iscp-v2-compat-filter
from: [[ 1 ]]
conf:
timestamp:
stamp:
clock_id: CLOCK_MONOTONIC
convert_rule:
string:
name: ab
- id: 3
element: file-sink
from: [[ 2 ]]
conf:
path: "/var/run/intdash/up-hello.fifo"
このパイプライン設定ファイルでは、以下が定義されています。
「Hello from device connector!」というテキストを100ミリ秒おきに生成する(タスクID: 1)
FIFO用データフォーマットに変換し、タイムスタンプ、型、IDを与える(タスクID: 2)
iscp-v2-compatフォーマットでFIFOに書き出す(タスクID: 3)
ストリーマーの起動
以下のコマンドを実行して、ストリーマーを起動します。
$ intdash-agentctl run
これによりストリーマーは、 /var/run/intdash/up-hello.fifo
への入力を待ち受けている状態になります。
次に、新しいターミナルを開いて、デバイスコネクターを起動します。
$ device-connector-intdash --config /tmp/dc-hello.yaml
これにより、device-connector-intdashは100ミリ秒ごとに /var/run/intdash/up-hello.fifo
に文字列を書き込みます。
intdash Edge Agent 2はそれを受け取り、intdashサーバーに送信します。
注釈
ストリーマーが起動されたときに連動してデバイスコネクターを起動させることも可能です。 デバイスコネクターIPC の launch.cmd
を参照してください。
ウェブアプリでの確認
ウェブブラウザーでEdge Finderを開き、使用しているエッジのトラフィック画面を表示します。 データが送信されていることを確認します。
確認が済んだら、ストリーマーとデバイスコネクターを起動したターミナルで、それぞれCtrl+Cを押して終了します。