チュートリアル

このチュートリアルでは、付属デバイスコネクターdevice-connector-intdashからデータを取得し、サーバーに送信します。

注釈

付属デバイスコネクターは、intdash Edge Agent 2をインストールした際に依存パッケージとしてインストールされています。 インストールされていることを確認するには、以下のコマンドを実行してください。

device-connector-intdash --version

もしdevice-connector-intdashが見つからない場合は、intdash-edge-agentパッケージを再インストールしてください。

../_images/tutorial-3.svg

図 40 チュートリアル概要(デバイスコネクター以外はチュートリアル1と同じ)

事前準備

このチュートリアルを実行するには以下が必要です。

注釈

このチュートリアルでは、エッジは1つしか使用しません。

パイプライン設定の作成

device-connector-intdashでは、データをデバイスから受け取りintdash Edge Agent 2に渡すまでの流れを「パイプライン設定ファイル」で設定します。

ここでは、以下の内容のパイプライン設定ファイルを作成し、 /tmp/dc-hello.yaml として保存してください。

tasks:
  - id: 1
    element: text-src
    conf:
      text: "Hello from device connector!"
      interval_ms: 100

  - id: 2
    element: iscp-v2-compat-filter
    from: [[ 1 ]]
    conf:
      timestamp:
        stamp:
          clock_id: CLOCK_MONOTONIC
      convert_rule:
        string:
          name: ab

  - id: 3
    element: file-sink
    from: [[ 2 ]]
    conf:
      path: "/var/run/intdash/up-hello.fifo"

このパイプライン設定ファイルでは、以下が定義されています。

  • 「Hello from device connector!」というテキストを100ミリ秒おきに生成する(タスクID: 1)

  • FIFO用データフォーマットに変換し、タイムスタンプ、型、IDを与える(タスクID: 2)

  • iscp-v2-compatフォーマットでFIFOに書き出す(タスクID: 3)

../_images/tutorial-3-device-connector.svg

図 41 intdash-device-connectorのパイプライン設定

ストリーマーの起動

以下のコマンドを実行して、ストリーマーを起動します。

$ intdash-agentctl run

これによりストリーマーは、 /var/run/intdash/up-hello.fifo への入力を待ち受けている状態になります。

次に、新しいターミナルを開いて、デバイスコネクターを起動します。

$ device-connector-intdash --config /tmp/dc-hello.yaml

これにより、device-connector-intdashは100ミリ秒ごとに /var/run/intdash/up-hello.fifo に文字列を書き込みます。 intdash Edge Agent 2はそれを受け取り、intdashサーバーに送信します。

注釈

ストリーマーが起動されたときに連動してデバイスコネクターを起動させることも可能です。 デバイスコネクターIPClaunch.cmd を参照してください。

ウェブアプリでの確認

ウェブブラウザーでEdge Finderを開き、使用しているエッジのトラフィック画面を表示します。 データが送信されていることを確認します。

../_images/tutorial-3-edge-finder.ja.png

図 42 Edge Finderでトラフィックを確認する

確認が済んだら、ストリーマーとデバイスコネクターを起動したターミナルで、それぞれCtrl+Cを押して終了します。