シリアル通信機能(RS-232C)を利用する

概要

EDGEPLANT T1にはRS-232Cのシリアルポート(RS232C/CAN端子)が搭載されています。 これを利用して、PCなどの機器とシリアル通信をすることができます。

仕様

初期設定

path

baudrate

data length

parity

/dev/ttyS2

115200

8

none

物理的仕様

RS232C/CAN端子のピン仕様などの物理的仕様については、 取扱説明書 を参照してください。

利用方法

シリアルコンソール用に利用したい

初期状態では、シリアルポートはLinuxのシリアルコンソール用に設定されています。 お持ちのシリアル通信用のツールを使って通信を行うことができます。

以下はWindows環境でTera Termを使ってEDGEPLANT T1に接続する場合の方法です。

  1. [File] > [New Connection] を選択し、 Serial から利用するシリアルポートを選びます。

  2. [Setup]> [Serial port...] を選択し、以下のように設定します。

    value

    Speed

    115200

    Data

    8 bit

    Parity

    none

    Stop bits

    1 bit

    Flow control

    none

  3. 上記の設定を完了すると、以下のようにシリアルコンソールのログイン画面が表示されます。

    serial login

シリアルコンソールに自動ログインするようにしたい

以下のディレクトリとファイルを作成することで、EDGEPLANT T1起動時にttyS2に自動ログインが行われます。

$ cat /etc/systemd/system/serial-getty@ttyS2.service.d/autologin.conf
[Service]
ExecStart=
ExecStart=-/sbin/agetty --autologin <username> -s %I 115200,38400,9600 vt102

シリアルコンソールを無効にしたい

シリアルコンソールの機能を停止したい場合は、シリアルコンソール管理サービスを停止します。

$ sudo systemctl stop serial-getty@ttyS2.service

上の方法では、EDGEPLANT T1を再起動するとサービスが実行されてシリアルコンソールが有効になります。 恒久的に無効にしたい場合は、 mask を行います。

$ sudo systemctl mask serial-getty@ttyS2.service

再度有効にしたい場合は、 unmask を行ってください。

$ sudo systemctl unmask serial-getty@ttyS2.service