ユーザー定義 LED を 利用する¶
概要¶
EDGEPLANT T1 の正面パネルには、PWR/STAT の 2 種類の LED が搭載されています。このうち STAT LED は、任意の機能を設定して動作を変更することができます。
仕様¶
STAT LED は赤色および青色で点灯することができます。点灯もしくは消灯させたい色によって、異なる LED デバイスとして制御できるようになっています。
color |
path |
起動時設定 |
|---|---|---|
赤色 |
|
none |
青色 |
|
disk-activity |
利用方法¶
LED クラスを利用することで、任意のタイミングで LED を点灯および消灯することができます。
イベント(トリガ)によって LED を制御したい¶
LED クラスには LED の点灯および消灯をコントロールするトリガを設定することもできます。トリガには以下のような設定を行うことができます。
trigger |
description |
|---|---|
none |
トリガなし |
timer |
設定した周期で LED が点滅 |
oneshot |
1 回 LED を点滅 |
disk-activity |
SSD アクセスに応じて点滅 |
heartbeat |
ロードアベレージと連動した周波数で LED が 2 回点滅 |
transient |
設定した時間で 1 回 だけ LED を点灯もしくは消灯 |
system-throttle |
システムのスロットリング発生時に点滅 |
以下、いくつか実際の設定例を記載します。
任意のタイミングで 1 回点滅させたい場合は、
oneshotを利用します。以下の設定では、500 ミリ秒間 点灯後、500 ミリ秒間消灯します(1 Hz の点滅)。$ echo "oneshot" | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/trigger $ echo 500 | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/delay_on $ echo 500 | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/delay_off $ echo 1 | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/shot
invertを設定することで、動作を反転させることもできます。以下の設定では LED が常時点灯状態になり、shot設定後に LED が 1 回点滅します。$ echo 1 | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/invert $ echo 1 | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/shot
任意の周期で点滅させたい場合は、
timerを利用します。以下の設定では、100 ミリ秒の点灯と 1 秒の消灯を繰り返します。$ echo "timer" | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/trigger $ echo 100 | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/delay_on $ echo 1000 | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/delay_off
Linux カーネルでの LED 制御に関して詳しいことが知りたい場合は、以下などを参照してください。
点灯状態を直接制御したい¶
トリガを利用せず手動で制御したい場合は、 brightness に値を設定します。0 を設定することで消灯、それ以外の値で点灯します。
$ echo "none" | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/trigger
$ echo 0 | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/brightness
$ echo 1 | sudo tee /sys/class/leds/led1:blue:/brightness