NMEAデータを取得する
付属デバイスコネクターdevice-connector-intdashを使用してNMEAデータを取得し、リアルタイム送信するための設定例です。
アップストリームの設定
以下のコマンドを実行して、 recoverable
というIDを持つアップストリームを作成します。
指定しているのはIDのみのため、他の設定値はデフォルトのとおりになります。
$ intdash-agentctl config up --create '
id: recoverable
'
デバイスコネクターIPCの設定
デバイスコネクターからのデータを受け取るためにデバイスコネクターIPCを追加します。以下のコマンドを実行してください。
$ intdash-agentctl config device-connector up --create '
id: up-nmea
data_name_prefix: nmea/
dest_ids:
- recoverable
format: iscp-v2-compat
ipc:
type: fifo
path: /var/run/intdash/nmea.fifo
launch:
cmd: device-connector-intdash
args:
- --config
- /etc/dc_conf/nmea.yml
environment:
- DC_NMEA_PACKET_SRC_CONF_PATH=/dev/ttyTHS1
- DC_NMEA_PACKET_SRC_CONF_BAUDRATE=57600
- DC_PRINT_LOG_FILTER_CONF_TAG=nmea
- DC_FILE_SINK_CONF_PATH=/var/run/intdash/nmea.fifo
'
launch
で、device-connector-intdashを起動するように設定しています。device-connector-intdashのパイプライン設定として、付属の /etc/dc_conf/nmea.yml を指定しています。 また、パイプライン設定で使用する環境変数を
environment
で与えています。特に、
DC_NMEA_PACKET_SRC_CONF_PATH
はGPSデバイスのデバイスパス、DC_NMEA_PACKET_SRC_CONF_BAUDRATE
は使用されるボーレートです。使用するデバイスに合った値を設定してください。device-connector-intdashから
/var/run/intdash/nmea.fifo
を介して得られたデータは、nmea
というデータ名称プレフィックスを与えられて、recoverable
というIDを持つアップストリームに送信されます。
注釈
パイプラインのエレメントnmea-packet-srcはGPSデバイスの初期化は行いません。詳細については、 nmea-packet-src の注釈を参照してください。
ストリーマーの起動
以上の設定ができたらストリーマーを起動します。
$ intdash-agentctl run