データ受信の設定(ダウンストリーム)#
Terminal System 2 v1.0.0-beta.1
intdashサーバーからデータを受信する(ダウンストリームする)ためには、以下の設定を行います。
- ストリーム(ダウンストリーム)設定
intdash Terminal Systemがintdashサーバーからリアルタイムデータを受信する経路を設定します。
- デバイスコネクターIPC設定
intdash Edge Agent 2とデバイスコネクター間のIPC(プロセス間通信 Inter-Process Communication)について設定をします。
- デバイスコネクター設定
デバイスコネクターを使って外部デバイスにデータを渡すための設定をします。
注釈
ストリーム設定とデバイコネクターIPC設定は、実際にはTerminal Systemに含まれるintdash Edge Agent 2の設定です。設定項目は intdash Edge Agent 2 のものと同じです。
以下の手順で設定してください。
1. デバイスコネクターIPCを設定する#
Mender Web UIで、画面左の[DEVICES]をクリックし、リストの中から設定したいデバイスをクリックします。
[Configuration]タブを開き、[EDIT]をクリックします。
agent.device_connectors_downstream
で、ダウンストリーム用のデバイスコネクターIPC設定を作成します。例: 1つのダウンストリーム用のデバイスコネクターIPCを作成する設定
[ { "id": "down-can", "enabled": true, "format": "iscp-v2-compat" } ]
設定値の詳細については、 agent.device_connectors_downstream を参照してください。
2. ストリームを設定する#
agent.downstreams
で、ダウンストリームについて設定します。例: エッジ
568ff243-d200-43c4-9942-473c08ccfac1
から送信された、can_frame
タイプ、かつデータ名称v1/1/00000001
のデータをダウンストリームし、ダウンストリーム用のデバイスコネクターIPCdown-can
に送信します。[ { "id": "down", "dest_ids": [ "down-can" ], "filters": [ { "src_edge_uuid": "568ff243-d200-43c4-9942-473c08ccfac1", "data_filters": [ { "type": "can_frame", "name": "v1/1/00000001" } ] } ] } ]
設定値の詳細については、 agent.downstreams を参照してください。
3. デバイスコネクターを設定する#
device_connectors
でデバイスコネクター設定を作成します。使用するデバイスコネクターの種類(デバイスコネクターサービスのid)を
service_id
で指定し、そのパラメーターをservice_substitutions
で指定します。 デバイスコネクターの種類については、 デバイスコネクターサービス一覧 を参照してください。注意
デバイスコネクター設定を作成するためには、Terminal Systemがデバイスを認識している必要があります。 デバイスを接続した状態で、デバイスコネクター設定を行ってください。
注意
計測中はデバイスコネクター設定を変更できません。計測を終了してから、デバイスコネクター設定を行ってください。
例:
CAN-USB Interface
用デバイスコネクターで、デバイスコネクターIPCdown-can
からデータを受け取る設定[ { "id": "can", "downstream_ipc_ids": [ "down-can" ], "service_id": "CAN-USB Interface", "service_substitutions": [ "DC_DEVICE_PATH=/dev/apt-usb/by-id/usb-aptpod__Inc._EP1-CH02A_0110000500015-if00" ] } ]
設定値の詳細については、 device_connectors を参照してください。
[SAVE AND APPLY TO DEVICE]をクリックし、デバイスに設定情報を送信します。
設定更新日時が新しくなっていることを確認します。
重要
ステータスがPendingのまま更新されない場合は、 トラブルシューティング を参照してください。