カメラからV4L2経由で取得したJPEGデータを送信する¶
付属デバイスコネクターdevice-connector-intdashを使用してカメラからJPEG画像を取得し、リアルタイム送信するための設定例です。
アップストリームの設定¶
以下のコマンドを実行して、 recoverable
というIDを持つアップストリームを作成します。 指定しているのはIDのみのため、他の設定値はデフォルトのとおりになります。
$ intdash-agentctl config up --create '
id: recoverable
'
デバイスコネクターの設定¶
intdash Edge Agent 2にデバイスコネクターを追加します。以下のコマンドを実行してください。
$ intdash-agentctl config device-connector up --create '
id: jpeg
data_name_prefix: v1/101/
dest_ids:
- recoverable
format: iscp-v2-compat
ipc:
type: fifo
path: /var/run/intdash/jpeg.fifo
launch:
cmd: device-connector-intdash
args:
- --config
- /etc/dc_conf/jpeg-up.yml
environment:
- DC_V4L2_SRC_CONF_PATH=/dev/video0
- DC_V4L2_SRC_WIDTH=320
- DC_V4L2_SRC_HEIGHT=240
- DC_V4L2_SRC_FPS=5
- DC_PRINT_LOG_FILTER_CONF_TAG=jpeg
- DC_FILE_SINK_CONF_PATH=/var/run/intdash/jpeg.fifo
'
launch
で、device-connector-intdashを起動するように設定しています。device-connector-intdashを実行するための設定は、パイプライン設定ファイル
/etc/dc_conf/jpeg-up.yml
として与えています(このファイルは次の手順で作成します)。 また、パイプライン設定ファイルで使用するための環境変数をenvironment
で与えています。device-connector-intdashから
/var/run/intdash/jpeg.fifo
を介して得られたデータは、v1/101/
というデータ名称プリフィックスを与えられて、recoverable
というIDを持つアップストリームに送信されます。
device-connector-intdashのパイプライン設定¶
device-connector-intdash用のパイプライン設定ファイルを以下の内容で作成し、 /etc/dc_conf/jpeg-up.yml
として保存します。
tasks:
- id: 1
element: v4l2-src
conf:
path: $(DC_V4L2_SRC_CONF_PATH)
type: jpeg
width: $(DC_V4L2_SRC_WIDTH)
height: $(DC_V4L2_SRC_HEIGHT)
fps: $(DC_V4L2_SRC_FPS)
- id: 2
element: jpeg-split-filter
from: [ [1] ]
- id: 3
element: iscp-v2-compat-filter
from: [ [2] ]
conf:
timestamp:
stamp:
clock_id: CLOCK_MONOTONIC
convert_rule: jpeg
- id: 4
element: print-log-filter
from: [ [3] ]
conf:
interval_ms: 10000
tag: $(DC_PRINT_LOG_FILTER_CONF_TAG)
output: stderr
- id: 5
element: file-sink
from: [ [4] ]
conf:
flush_size: 100
path: $(DC_FILE_SINK_CONF_PATH)
v4l2-srcエレメントでは、環境変数として与えられた値(
DC_V4L2_SRC_CONF_PATH
、DC_V4L2_SRC_WIDTH
など)を使って使ってカメラから画像を取得します。(参考: v4l2-src )jpeg-split-filterではそれを1フレームごとのJPEGデータに分割します。(参考: jpeg-split-filter )
iscp-v2-compat-filterではそれをFIFO用データフォーマットに変換するとともに、タイムスタンプを与えます。(参考: iscp-v2-compat-filter )
print-log-filterでは標準エラー出力にログを出力します。(参考: print-log-filter )
file-sinkでは、$(DC_FILE_SINK_CONF_PATH)にFIFO用データフォーマットのデータが書き出されます。これをintdash Edge Agent 2が読み取ります。(参考: file-sink )
ストリーマーの起動¶
以上の設定ができたらストリーマーを起動します。
$ intdash-agentctl run
v1互換データとして送っているため、Edge Finderで確認することができます。