チュートリアル#
この章では、Motionの基本的な使用方法を説明します。
例として実際にMotionを使って加速度のデータを取得してintdashサーバーに送信し、リアルタイムにData Visualizerで表示してみます。
このチュートリアルを実施するには、実行環境(intdash環境、iOSデバイス、PC)のほかに以下が必要です。
ログインのためのユーザーアカウント 1個
データ取得のためのエッジ 1個(My Pageで作成できます)
Motionをインストールする#
Motionを、お持ちのiOSデバイスにインストールします。
ログインする#
Motionアプリケーションを起動します。
ログイン画面が表示されたら、ご使用のintdashサーバーのURL(お客様ごとに異なります。例:
https://example.intdash.jp
)を入力し、[Next]をタップします。「"Motion"がサインインのために ... を使用しようとしています。」と表示されたら、[続ける]をタップしてください。
ユーザー名(またはユーザーアカウントに登録されたメールアドレス)とパスワードを入力して[ログイン]をタップします。
注釈
ログインの際にはエッジアカウントではなく「ユーザー」アカウントを使用します。
位置情報の利用許可を求めるメッセージが表示されたら、[Appの使用中は許可]をタップします。(ここで[許可しない]をタップすると、GPSデータを送信できなくなるので注意してください。)
マイクとカメラへのアクセスを求めるメッセージが表示されたら、それぞれ[OK]をタップします。
ログインに成功するとMain画面が表示されます。
Motionを初めて使用する場合、画面にガイドが表示されます。 ガイドの指示に従って、使用するプロジェクトを選択します。
また、どのエッジとしてデータを取得・送信するか(Send Data As)を選択します。
選択されているエッジはMain画面上部に表示されます。
データ送信の設定をする#
[Settings]をタップし、取得するデータについて設定します。
ここでは、例として加速度センサーのデータを送信するように設定します。
[Sensors]をオンにします。
以下のように設定します。
Stream to Server: オン
Save to Server: オン
Channel: 1
Sensor Types → Acceleration(加速度): オン
注釈
[Save to Server]をオンにすると、計測中にiOSデバイスが送信したデータはすべてサーバーに保存されます。サーバーにデータを保存したくない場合は、[Save to Server]をオフにしてください。
Data Visualizerを設定する#
データをData Visualizerで表示するための準備を行います。
ログインしてData Visualizerを表示する#
ウェブブラウザーで、お客様用のURL(例:
https://example.intdash.jp
)にアクセスします。ログイン画面が表示されたら、ユーザー名または登録されたメールアドレスと、パスワードを入力します。
ご使用の環境によっては、ログイン画面に[テナントID]ボックスも表示されます。その場合、管理者から指示されたテナントIDを入力してください。テナントIDを空欄にすると、デフォルトのテナントにログインします。
Project Consoleが表示されます。
使用したいプロジェクトの[詳細]をクリックします。
アプリケーションの一覧から、Data Visualizerを選択します。
データ設定(.dat)ファイルをインポートする#
iOSデバイスのデータを表示するためのデータ設定ファイルを専用のダウンロードページから入手します。
Data Visualizer画面左側の[Links]( )をクリックします。Data Visualizerに関連するリンクが表示されます。
「Download DAT File」をクリックします。ダウンロード可能なDATファイル(.dat形式のファイル)の一覧が表示されます。
以下のDATファイルをダウンロードします。
General Sensor >
general_sensor_ch001.dat
Data Visualizer画面左側の[Data Settings]( ) > [Add Group] > [Import]をクリックして、DATファイルをインポートします
これで、データ設定ファイルのインポートが完了しました。
ビジュアルパーツを配置する#
任意のパネルをクリックして、[2 x 2]をクリックします。
ビジュアルパーツとして[Line Graph]を選択します。
可視化したいデータの送信元(エッジ)を選択します。
可視化するデータとして「1_Gen:AccX」(X軸方向加速度)を選択します。
計測を開始する#
MotionとData Visualizerの設定が完了したら、実際にiOSデバイスからデータをintdashに送信し、データを可視化します。
データをリアルタイムで可視化するため、Data Visualizerをライブモードにします。ピンク色のライブモードアイコン( )が表示されている場合は、現在ライブモードになっています。グレーのアイコン( )が表示されている場合は、アイコンをクリックしてライブモードに切り替えてください。
Data Visualizerで再生ボタン をクリックします。iOSデバイスから送信されているデータがダッシュボードに表示されます。
iOSデバイスを振ったり動かしたりすると、Data Visualizerに表示されている数値が変動することが確認できます。
おつかれさまでした! これで、Motionによる加速度の計測と可視化ができました。
Motionでは、加速度の他にも、さまざまなセンサーデータ、動画、音声、GPSデータの取得が可能です。 これらのデータを取得するための設定については、 Motionによるデータ取得 を参照してください。
注釈
Main画面で、画面を長押し(ロングタップ)すると、誤操作を防止するために画面がロックされます。 ロックを解除するには、もう一度画面を長押ししてください。