1.2. Motionチュートリアル - iOSデバイスの加速度データを送信する#

この章では、Motionの基本的な使用方法を説明します。

例として実際にMotionを使って加速度のデータを取得してintdashサーバーに送信し、リアルタイムにData Visualizerで表示してみます。

../_images/motion-live-tutorial-sensor-data.png

図 39 チュートリアル概要#

1.2.1. Motionをインストールする#

Motionを、お持ちのiOSデバイスにインストールします。

  1. 以下のQRコードを使ってApp StoreのMotionのページを開きます。

    ../_images/intdash-motion-appstore-qrcode.png

    または、App Storeで「intdash Motion」を検索し、Motionのページを開きます。

  2. [入手]をタップします。

1.2.2. Motionでintdashにログインする#

  1. Motionアプリケーションを起動します。

  2. ログイン画面が表示されたら、ご使用のintdashサーバーのURL(お客様ごとに異なります。例: https://example.vm2m.jp )を入力し、[Next]をタップします。

    ../_images/sign-in-url.png

    図 40 intdashサーバーのURLを入力#

    「"Motion"がサインインのために ... を使用しようとしています。」と表示されたら、[続ける]をタップしてください。

  1. ユーザー名(またはユーザーアカウントに登録されたメールアドレス)とパスワードを入力して[ログイン]をタップします。

    ../_images/sign-in-edge-password.png

    図 41 ログイン#

    注釈

    ログインの際にはエッジアカウントではなく「ユーザー」アカウントを使用します。

    • ユーザーアカウントを1つだけお持ちの場合、MotionとData Visualizer等のウェブアプリケーションで同じユーザーアカウントを使用しても問題ありません。

      ウェブアプリケーション用とは別に、Motion用のユーザーアカウントをお持ちの場合は、それを使ってログインしてください。

    • 複数台のiOSデバイスで同時にMotionを使用する場合は、台数分のユーザーアカウントを用意してください。

    • intdashの時系列データは、そのデータを取得したエッジに関連付けられて保存されます。

      Motionでは、エッジアカウントではなくユーザーアカウントを使ってログインしますが、取得された時系列データは「ユーザーと同じ名前のエッジ」のデータとして扱われます。 例えば、ユーザー「user1」としてデータを取得すると、そのデータは「user1」というエッジのデータとしてintdashサーバーに送信されます。

  2. 位置情報の利用許可を求めるメッセージが表示されたら、[Appの使用中は許可]をタップします。(ここで[許可しない]をタップすると、GPSデータを送信できなくなるので注意してください。)

  3. マイクとカメラへのアクセスを求めるメッセージが表示されたら、それぞれ[OK]をタップします。

    ログインに成功すると、計測開始画面が表示されます。

    ../_images/start-measurement.jpg

    図 42 計測開始画面#

1.2.3. 送信するデータについて設定する#

何のデータをintdashサーバーに送信するかを設定します。 このチュートリアルでは、例として加速度センサーのデータを送信するように設定します。

  1. Motionで、[Settings]をタップします。

    ../_images/settings.png

    図 43 設定画面を開く#

  1. [Sensors]をオンにします。

    ../_images/sending-sensor-data.jpg

    図 44 GPS設定画面#

  2. 以下のように設定します。

    • Stream to Server: オン

    • Save to Server: オン

    • Channel: 1

    • Sensor Types → Acceleration(加速度): オン

    注釈

    [Save to Server]をオンにすると、計測中にiOSデバイスが送信したデータはすべてサーバーに保存されます。サーバーにデータを保存したくない場合は、[Save to Server]をオフにしてください。

1.2.4. Data Visualizerの設定を行う#

データをData Visualizerで表示するための準備を行います。

1.2.4.1. ログインしてData Visualizerを表示する#

  1. ChromeウェブブラウザーでData Visualizerアプリケーション(URLはお客様ごとに異なります。例: https://example.vm2m.jp/vm2m/ )を開きます。

  2. ログイン画面が表示されたら、続いて、ユーザー名(またはユーザーアカウントに登録されたメールアドレス)とパスワードを入力して[ログイン]をクリックします。

    Data Visualizerが表示されます。

    ../_images/data-visualizer-initial-view.png

    図 45 Data Visualizer#

1.2.4.2. データを表示するためのデータ設定(.dat)ファイルをインポートする#

iOSデバイスのデータを表示するためのデータ設定ファイルを専用のダウンロードページから入手します。

  1. Data Visualizer画面左側の[Links]( links )をクリックします。Data Visualizerに関連するリンクが表示されます。

  2. 「Download DAT File」をクリックします。ダウンロード可能なDATファイル(.dat形式のファイル)の一覧が表示されます。

    ../_images/dat-files.png

    図 46 DATファイルの一覧#

  3. 以下のDATファイルをダウンロードします。

    General Sensor > general_sensor_ch001.dat

  4. Data Visualizer画面左側の[Data Settings]( data-settings ) > [Add Group] > [Import]をクリックして、DATファイルをインポートします

これで、データ設定ファイルのインポートが完了しました。

1.2.4.3. ビジュアルパーツを画面に配置する#

  1. 任意のパネルをクリックして、[2 x 2]をクリックします。

    ../_images/2x2.png

    図 47 パネルを選択する#

  2. ビジュアルパーツとして[Line Graph]を選択します。

    ../_images/select-visual-part.png

    図 48 Line Graphを選択する#

  1. 可視化したいデータの送信元を選択します。 このチュートリアルでは、Motionで取得したデータを可視化するので、Motionでログインするときに使用したユーザー名を選択します。

    ../_images/bind-edge.png

    図 49 エッジを選択する#

  2. 可視化するデータとして「1_0001.ax」(X軸方向加速度)を選択します。

    ../_images/bind-data.png

    図 50 加速度データをバインドする#

1.2.5. 計測を開始し、データを可視化する#

MotionとData Visualizerの設定が完了したら、実際にiOSデバイスからデータをintdashに送信し、データを可視化します。

  1. データをリアルタイムで可視化するため、Data Visualizerをライブモードにします。ピンク色のライブモードアイコン( live-mode )が表示されている場合は、現在ライブモードになっています。グレーのアイコン( live-mode-inactive )が表示されている場合は、アイコンをクリックしてライブモードに切り替えてください。

    ../_images/live-button.png

    図 51 ライブモードの表示#

  2. MotionのMain画面中央の play をタップし、計測を開始します。

  3. Data Visualizerで再生ボタン play をクリックします。iOSデバイスから送信されているデータがダッシュボードに表示されます。

    ../_images/dashboard-with-acceleration-data.png

    iOSデバイスを振ったり動かしたりすると、Data Visualizerに表示されている数値が変動することが確認できます。

  1. Motionで■をタップし、計測を終了します。

    これで、1回の計測が完了しました。 Motionで play をタップしてから■をタップするまでの計測データが、1つの計測としてサーバーに保存されています。

おつかれさまでした! これで、Motionによる加速度の計測と可視化ができました。

Motionでは、加速度の他にも、さまざまなセンサーデータ、動画、音声、GPSデータの取得が可能です。 これらのデータを取得するための設定については、 Motionでさまざまなデータを取得する を参照してください。

注釈

Main画面で、画面を長押し(ロングタップ)すると、誤操作を防止するために画面がロックされます。 ロックを解除するには、もう一度画面を長押ししてください。

../_images/display-locked.png

図 52 画面がロックされた状態(画面を長押しして解除)#