1.2. Motionチュートリアル - iOSデバイスの加速度データを送信する#
この章では、Motionの基本的な使用方法を説明します。
例として実際にMotionを使って加速度のデータを取得してintdashサーバーに送信し、リアルタイムにData Visualizerで表示してみます。
1.2.1. Motionをインストールする#
Motionを、お持ちのiOSデバイスにインストールします。
1.2.2. Motionでintdashにログインする#
Motionアプリケーションを起動します。
ログイン画面が表示されたら、ご使用のintdashサーバーのURL(お客様ごとに異なります。例:
https://example.vm2m.jp
)を入力し、[Next]をタップします。「"Motion"がサインインのために ... を使用しようとしています。」と表示されたら、[続ける]をタップしてください。
ユーザー名(またはユーザーアカウントに登録されたメールアドレス)とパスワードを入力して[ログイン]をタップします。
注釈
ログインの際にはエッジアカウントではなく「ユーザー」アカウントを使用します。
ユーザーアカウントを1つだけお持ちの場合、MotionとData Visualizer等のウェブアプリケーションで同じユーザーアカウントを使用しても問題ありません。
ウェブアプリケーション用とは別に、Motion用のユーザーアカウントをお持ちの場合は、それを使ってログインしてください。
複数台のiOSデバイスで同時にMotionを使用する場合は、台数分のユーザーアカウントを用意してください。
intdashの時系列データは、そのデータを取得したエッジに関連付けられて保存されます。
Motionでは、エッジアカウントではなくユーザーアカウントを使ってログインしますが、取得された時系列データは「ユーザーと同じ名前のエッジ」のデータとして扱われます。 例えば、ユーザー「user1」としてデータを取得すると、そのデータは「user1」というエッジのデータとしてintdashサーバーに送信されます。
位置情報の利用許可を求めるメッセージが表示されたら、[Appの使用中は許可]をタップします。(ここで[許可しない]をタップすると、GPSデータを送信できなくなるので注意してください。)
マイクとカメラへのアクセスを求めるメッセージが表示されたら、それぞれ[OK]をタップします。
ログインに成功すると、計測開始画面が表示されます。
1.2.3. 送信するデータについて設定する#
何のデータをintdashサーバーに送信するかを設定します。 このチュートリアルでは、例として加速度センサーのデータを送信するように設定します。
Motionで、[Settings]をタップします。
[Sensors]をオンにします。
以下のように設定します。
Stream to Server: オン
Save to Server: オン
Channel: 1
Sensor Types → Acceleration(加速度): オン
注釈
[Save to Server]をオンにすると、計測中にiOSデバイスが送信したデータはすべてサーバーに保存されます。サーバーにデータを保存したくない場合は、[Save to Server]をオフにしてください。
1.2.4. Data Visualizerの設定を行う#
データをData Visualizerで表示するための準備を行います。
1.2.4.1. ログインしてData Visualizerを表示する#
ChromeウェブブラウザーでData Visualizerアプリケーション(URLはお客様ごとに異なります。例:
https://example.vm2m.jp/vm2m/
)を開きます。ログイン画面が表示されたら、続いて、ユーザー名(またはユーザーアカウントに登録されたメールアドレス)とパスワードを入力して[ログイン]をクリックします。
Data Visualizerが表示されます。
1.2.4.2. データを表示するためのデータ設定(.dat)ファイルをインポートする#
iOSデバイスのデータを表示するためのデータ設定ファイルを専用のダウンロードページから入手します。
Data Visualizer画面左側の[Links]( )をクリックします。Data Visualizerに関連するリンクが表示されます。
「Download DAT File」をクリックします。ダウンロード可能なDATファイル(.dat形式のファイル)の一覧が表示されます。
以下のDATファイルをダウンロードします。
General Sensor >
general_sensor_ch001.dat
Data Visualizer画面左側の[Data Settings]( ) > [Add Group] > [Import]をクリックして、DATファイルをインポートします
これで、データ設定ファイルのインポートが完了しました。
1.2.4.3. ビジュアルパーツを画面に配置する#
任意のパネルをクリックして、[2 x 2]をクリックします。
ビジュアルパーツとして[Line Graph]を選択します。
可視化したいデータの送信元を選択します。 このチュートリアルでは、Motionで取得したデータを可視化するので、Motionでログインするときに使用したユーザー名を選択します。
可視化するデータとして「1_0001.ax」(X軸方向加速度)を選択します。
1.2.5. 計測を開始し、データを可視化する#
MotionとData Visualizerの設定が完了したら、実際にiOSデバイスからデータをintdashに送信し、データを可視化します。
データをリアルタイムで可視化するため、Data Visualizerをライブモードにします。ピンク色のライブモードアイコン( )が表示されている場合は、現在ライブモードになっています。グレーのアイコン( )が表示されている場合は、アイコンをクリックしてライブモードに切り替えてください。
Data Visualizerで再生ボタン をクリックします。iOSデバイスから送信されているデータがダッシュボードに表示されます。
iOSデバイスを振ったり動かしたりすると、Data Visualizerに表示されている数値が変動することが確認できます。
おつかれさまでした! これで、Motionによる加速度の計測と可視化ができました。
Motionでは、加速度の他にも、さまざまなセンサーデータ、動画、音声、GPSデータの取得が可能です。 これらのデータを取得するための設定については、 Motionでさまざまなデータを取得する を参照してください。
注釈
Main画面で、画面を長押し(ロングタップ)すると、誤操作を防止するために画面がロックされます。 ロックを解除するには、もう一度画面を長押ししてください。