2.1. Terminal System 2とは

intdash Terminal System 2(以降、Terminal System 2)は、intdashのエッジとしてデータの送受信を行うシステムで、エッジコンピューターにTerminal System OS 2をインストールしたものです。

Terminal System OS 2は、アプトポッドがYocto Project(以降、Yocto)を利用して作成した専用Linuxディストリビューションです。

Terminal System 2には、以下の特徴があります。

Yoctoによる組み込みLinuxを採用

Yoctoを利用することで、自由度の高いカスタマイズやビルドシステムの構成管理などが可能です。 intdashサーバーと送受信するためのアプリケーションが含まれています。

Docker Composeを利用したコンテナ実行環境

Yoctoでアプリケーションを開発する場合、クロス開発のために専用のビルド環境が必要となり、開発がしにくいという課題があります。

Terminal System 2では、アプリケーションの実行環境にDocker Composeを採用することで、Yoctoを採用しながらも専用のビルド環境を利用せず、カスタマイズしやすいアプリケーションを開発することが可能です。

Menderを利用したOTAをサポート

Menderは、northern.tech社のIoTデバイス向けOTA(Over the Air)ソフトウェアアップデートソリューションです。 Terminal System 2はMenderに対応しており、OTA、デバイス管理、各種設定/操作に利用することができます。

重要

Termianl System 2は、従来提供していた旧Terminal Systemをリニューアルし、上記特徴を備えた新しいプロダクトです。 旧Terminal Systemとは、機能、操作や設定の方法などが異なりますので、ご注意ください。