アップストリームメタ情報

iSCP 1.0では、アップストリームは以下のメタ情報を持っています。これらの情報は、アップストリームを開始する際に指定します。 しかし、iSCP 2.0ではこれらの情報を異なる形で扱います。

iSCP 1.0におけるアップストリームのメタ情報(計測ID、生成元エッジUUID、宛先エッジID)が、iSCP 2.0では何に相当するかを以下にまとめます。

iSCP 1.0における「計測UUID」

iSCP 2.0では、アップストリーム開始時に指定するセッションIDに相当します。

iSCP 2.0では、共通の基準時刻を持つデータのまとまりをセッションと呼びます。セッションが永続化されることで計測となります。

iSCP 1.0における「生成元エッジUUID」

iSCP 2.0では、コネクション開始時に指定するノードIDに相当します。

iSCP 2.0では、従来のエッジに相当する存在をノードと呼びます。 iSCP 1.0ではアップストリームを開始する際に生成元のIDを指定していましたが、iSCP 2.0ではその前の段階であるコネクション開始時に送信元ノードのIDを指定します。そのコネクションで開かれるアップストリームでは全てそのノードIDが使用されます。

iSCP 1.0における「宛先エッジUUID」

iSCP 2.0では、宛先エッジUUIDに相当する情報はありません。

iSCP 1.0では、宛先を識別するためのラベルとして宛先エッジのUUIDを指定することができました。 iSCP 2.0では宛先エッジを指定するフィールドは廃止されました。 そのため、代わりにダウンストリームする側のエッジ(ノード)でデータIDを使って必要なデータを指定するようにしてください。