iSCP 1.0とiSCP 2.0の互換仕様

intdashサーバーは、iSCP 1.0とiSCP 2.0双方のプロトコルをサポートしています。また、プロトコル間のデータ互換のための機能を提供しています。

これによりユーザーは、iSCP 1.0でアップストリームされているデータをiSCP 2.0でダウンストリームしたり、逆にiSCP 2.0でアップストリームされているデータをiSCP 1.0でダウンストリームしたりできます。

アップストリームとダウンストリームでiSCPのバージョンが異なる場合や、iSCP 1.0でアップストリームされたデータポイントをサーバーで永続化した場合に、どのようにデータが変換されるかを以下の表にまとめます。

使用されるプロトコルの組み合わせと伝送時の処理

アップストリーム → ダウンストリーム

互換のための処理

iSCP 1.0 → iSCP 1.0

iSCP 1.0仕様に則りデータが伝送されます。

iSCP 1.0 → iSCP 2.0

所定の互換ルールにより、iSCP 1.0のデータがiSCP 2.0のデータに変換されてダウンストリームされます。

iSCP 2.0 → iSCP 1.0

iSCP 2.0でアップストリームされたデータが所定の互換ルールを満たしている場合に限り、iSCP 1.0のデータに変換されてダウンストリームされます。

iSCP 2.0 → iSCP 2.0

iSCP 2.0仕様に則りデータが伝送されます。

データポイントがintdashサーバーで永続化される場合の処理

アップストリームのプロトコル

永続化時の処理

iSCP 1.0

iSCP 1.0の形式で永続化されます。チャンネル番号などのiSCP 1.0のメタ情報が保持されます。

iSCP 2.0(iSCP 1.0互換ルールを満たしている場合)

iSCP 2.0でアップストリームされたデータが所定の互換ルールを満たしている場合、iSCP 1.0の形式で永続化されます。この場合、データはiSCP 1.0でアップストリームされたデータと同じように扱うことができます。

iSCP 2.0(iSCP 1.0互換ルールを満たしていない場合)

iSCP 2.0の形式で永続化されます。

アップストリーム、ダウンストリームを行う際に注意すべきiSCP 1.0-iSCP 2.0間の差異や、intdashサーバーが持つ互換のための機能の詳細については、以下を参照してください。