9.1. テナント管理
1つのintdashサーバー上に複数のテナントを作成することにより、1つのサーバーを仮想的に複数のintdash環境として使用することができます。ここではテナントを管理する方法について解説します。
9.1.1. テナントの払い出し
https://<ホスト名>/internal/tenants
にアクセスします。Tenant UIの設定ファイルの
basic-auth
セクションで設定されているユーザー名とパスワードを入力します。注釈
デフォルトのユーザー名は
intdash
です。[Create a tenant from here.]をクリックします。
新しく作成するテナントについての情報を入力します。必須項目は「Name」のみです。
- Name:
テナントの名前です。
- Superuser Name:
テナントの初期ユーザーの名前です。
- Superuser Password:
テナントの初期ユーザーのパスワードです。
- Expires At:
テナントの有効期限です。有効期限が切れたテナントは使用できません。有効期限が切れた後、Tenant UIから有効期限を設定しなおして再度使用できるようにすることは可能です。
- Description:
テナントの説明です。
[Create]をクリックします。
テナント作成完了画面が表示されます。[Show Secrets]を開き、ユーザー名とパスワードは保存します。
警告
この画面で初期ユーザー名とパスワードが表示されます。この画面を閉じてしまうと二度と認証情報を取得できなくなるので、注意してください。
[OK, I saved the secrets.]をクリックします。遷移後の画面で払い出されたテナントUUIDを保存します。
(ここからは確認手順です)テナント内のアプリケーションにアクセスします。まず、
https://<ホスト名>
にアクセスします。認証情報を入力します。
注釈
テナントIDは省略可能です。省略した場合はデフォルトのテナント(UUIDが
00000000-0000-0000-0000-000000000000
のテナント)へサインインします。サインインが完了すればテナントの払い出しは成功しています。
9.1.2. テナントの削除
警告
テナントが削除されると、テナント内のデータはすべて削除され復旧ができなくなります。
https://<ホスト名>/internal/tenants
にアクセスします。削除したいテナントを選択します。
テナント詳細画面の[Delete This Tenant]を開きます。
削除するテナント名を入力します。
[Delete]をクリックします。
テナントの削除処理がスケジューリングされ、予定時間が表示されます。
注釈
テナントの削除は非同期で行われます。そのため削除が行われるまでは通常利用が可能です。