9.3. 環境間のマイグレーション

ここでは環境間のマイグレーションについて説明します。

環境間のマイグレーションとは、「Kubernetesで構築した環境を、RPMで構築した環境に移す」 など、異なる構築方法で構築された環境間でデータを移行することを指します。

9.3.1. 前提条件

• 環境間でバージョンを合わせること

  • intdashのアプリケーリョンのバージョン

  • 使用しているミドルウェア（データベース等）のバージョン

9.3.2. 方法1: 移行先環境のミドルウェアにデータを移行する

各種ミドルウェアに保存されたデータを別の環境に移行して使用する方法は、以下のとおりです。

1. 移行元、移行先環境のアプリケーションを停止します（起動/停止/再起動 参照）。

2. 移行元環境で各種ミドルウェアのバックアップを取得します（特定ミドルウェアの論理バックアップとリストア 参照）。

3. 移行先環境のミドルウェアを初期化します。

4. 移行元環境で取得したバックアップを、移行先環境でリストアします。（特定ミドルウェアの論理バックアップとリストア 参照）。

5. 移行先環境のアプリケーションを起動します。

以上で移行手順は終了です。

9.3.3. 方法2: 移行先環境から移行元環境のミドルウェアを参照させる

移行先環境から、移行元環境のミドルウェアを使用する方法は、以下のとおりです。

1. 移行元、移行先環境のアプリケーションを停止します（起動/停止/再起動 参照）。

2. 移行先環境で設定を変更し、接続先ミドルウェアを移行元環境のミドルウェアにします。

3. 移行先環境のアプリケーションを起動します。