3.6. モニター機能

Terminal System 2では、Mender Monitorのモニター機能を利用してアラート通知を行います。

Mender Monitor

エッジコンピューターの状態や動作を定期的に監視し、予め定められた条件を満たした場合に アラートをMenderサーバーに送信するMenderアドオンです。 通知されたアラートは、Mender Web UIの[Monitoring]タブなどで確認することができます。

図 22 [Monitoring]タブ

注釈

Terminal System 2が通知するアラートについては、 Terminal System 2 ユーザーガイド を参照してください。

アラートの追加と削除

アラートはカスタマイズで追加することができます。カスタムアラートを追加する手順は以下のとおりです。

1. アラートスクリプトを作成します。以下のいずれかの方法で作成できます。

   • mender-monitorctl create コマンドを利用する

   • /etc/mender-monitor/monitor.d/available 内に実行権限を付けたスクリプトを作成する

   注釈

   mender-monitorctl コマンドやアラートスクリプトの詳細については、 Mender docs を参照してください。

2. アラートを有効化します。以下のいずれかの方法で有効化できます。

   • mender-monitorctl enable コマンドを利用する

   • Mender Web UIの[Configuration]タブの monitors で、追加したアラートの enabled を true にする

   有効化されたアラートは /etc/mender-monitor/monitor.d/enabled 内にシンボリックリンクが作成されます。

   注意

   アラートの有効／無効を反映するためには、Mender Monitorサービスの再起動が必要です。

   # systemctl restart mender-monitor
   

   Mender Configureで設定を変更する場合、上記のMender Monitorサービスの再起動は自動的に行なわれます。

アラートを削除する場合は、以下のファイルを削除してください。

• /etc/mender-monitor/monitor.d/available 内に作成したアラートスクリプト

• /etc/mender-monitor/monitor.d/enabled 内に作成したシンボリックリンク