2. チュートリアルA: インストールして動作確認する

このチュートリアルでは、intdash Edge Agentをインストールし、起動して、データが送信できていることを確認します。

2.1. (準備)intdashサーバー側でエッジを作成する

■ ウェブアプリケーションでの操作

intdash Edge Agentがintdashサーバーに接続するには、intdashのエッジとして認証を行う必要があります。 以下の手順でエッジを作成し、エッジUUIDとクライアントシークレットを発行してください。

  1. ウェブブラウザーでMy Page( <ベースURL>/users/me/ )を開きます。

  2. [エッジ] > [エッジを作成]をクリックします。

  3. エッジの名前(このチュートリアルでは「edge1」とします)を入力し、[作成]をクリックします。

  4. エッジのUUIDとクライアントシークレットが表示されるので、コピーしてください。

    この画面を閉じるとクライアントシークレットは確認できないのでご注意ください。

UUIDとクライアントシークレットは後の手順で使用します。

2.2. エッジデバイスにintdash Edge Agentをインストールする

■ エッジデバイスのターミナルでの操作

intdash Edge Agentは、アプトポッドの公開リポジトリで、「intdash-edge」パッケージとして提供されています。 intdash Edge Agentをインストールするには、エッジデバイスのターミナルで以下のようにコマンドを実行します。

変数 ${DISTRIBUTION} には、ご使用の環境に応じて ubuntudebianraspbian のいずれかを指定してください。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install \
    apt-transport-https \
    ca-certificates \
    curl \
    gnupg-agent \
    lsb-release
$ sudo mkdir -p /etc/apt/keyrings
$ curl -fsSL https://repository.aptpod.jp/intdash-edge/linux/${DISTRIBUTION}/gpg | \
    sudo gpg --dearmor -o /etc/apt/keyrings/intdash-edge.gpg
$ echo "deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/etc/apt/keyrings/intdash-edge.gpg] \
    https://repository.aptpod.jp/intdash-edge/linux/${DISTRIBUTION} \
    $(lsb_release -cs) \
    stable" \
    | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/intdash-edge.list
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install intdash-edge

インストール後、以下のコマンドを実行すると、intdash-edge-managerのバージョンが表示されます。

$ sudo /opt/vm2m/sbin/intdash-edge-manager -v

注釈

intdash-edge-managerのバージョンは、 intdash Edge Agentのバージョンとは異なります。

2.3. intdash Edge Agentを起動してみる

■ エッジデバイスのターミナルでの操作

インストールされたデフォルトの設定ファイル /etc/opt/intdash/manager.conf を使用して、intdash Edge Agentを起動します。

$ sudo \
   LD_LIBRARY_PATH=/opt/vm2m/lib \
   INTDASH_EDGE_UUID=XXXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX \
   INTDASH_EDGE_SECRET=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX \
   INTDASH_EDGE_SERVER=xxxxx.intdash.jp \
   INTDASH_EDGE_APPDIR=/var/lib \
   INTDASH_EDGE_RUNDIR=/var/run \
   INTDASH_EDGE_BINDIR=/opt/vm2m/bin \
   INTDASH_EDGE_SBINDIR=/opt/vm2m/sbin \
   INTDASH_EDGE_LIBDIR=/opt/vm2m/lib \
   INTDASH_EDGE_CONFDIR=/etc/opt/intdash \
   /opt/vm2m/sbin/intdash-edge-manager -C /etc/opt/intdash/manager.conf

コマンド内の環境変数は以下のように指定してください。

INTDASH_EDGE_UUID

エッジのUUID( (準備)intdashサーバー側でエッジを作成する で作成したedge1のUUID)

INTDASH_EDGE_SECRET

エッジのクライアントシークレット( (準備)intdashサーバー側でエッジを作成する で作成したedge1のクライアントシークレット)

INTDASH_EDGE_SERVER

エッジの接続先のintdashサーバーのホスト名(例:xxxxx.intdash.jp)。

その他の環境変数はコマンド例のままにしてください。

注釈

エッジの接続先ホストとウェブアプリケーションのホストは名前が異なる場合があります。 アプトポッドが運用するintdash環境では、多くの場合、以下のように設定されています( xxxxx の部分は同じ文字列)。

  • エッジの接続先(環境変数INTDASH_EDGE_SERVERに指定するもの): xxxxx.intdash.jp

  • ウェブアプリケーション: xxxxx.vm2m.jp

2.4. データをウェブコンソールアプリケーションで確認する

■ ウェブアプリケーションでの操作

Edge Finderアプリケーションを開き、エッジからサーバーにデータが送信されていることを確認します。

  1. Edge Finder( <ベースURL>/edges/ )を開きます。

  2. edge1の[トラフィック]をクリックします。

    デフォルトの状態では、intdash Edge Agentからステータス情報が送信されているため、それが表示されます。

    ../_images/status-edge-finder.ja.png

    図 2 サーバーが受信しているデータの表示

これで、エッジからサーバーにデータを送信されていることが確認できました。

注釈

Edge Finderでデータが表示されない場合、環境変数 INTDASH_EDGE_UUIDINTDASH_EDGE_SECRETINTDASH_EDGE_SERVER が正しく設定されていることを確認してください。

2.5. intdash Edge Agentを終了する

■ エッジデバイスのターミナルでの操作

intdash Edge Agentを終了するにはエッジデバイスで以下のいずれかを行います。

  • SIGINTを送信する(Ctrl+C)

  • 以下のコマンドを実行する:

    $ LD_LIBRARY_PATH=/opt/vm2m/lib /opt/vm2m/sbin/intdash-edge-manager -k
    

注意

intdash Edge Agentの終了処理には10秒程度かかります。